別に画像重要じゃないだろって記事で適当に見繕った関連性の薄いフリー素材がサムネになっているとイラっときません?それが最近だと更に抽象的で意味の無いAIイラストになってたりしてますますイラッときます。
さて、Ninja/Z e-1を語る上で避けては通れないのが補助金・助成金です。というわけでサムネは金の画像(幻視)。
曲がりなりにもどころか正真正銘のEVですので、国や自治体からお金が出るわけですが、最初から割り引いた状態で買えるなんてことはなく申請が必要です。が、私は夏休みの宿題は新学期入ってからが本番だった元来のズボラなので事後申請は危険です。今回ばかりは「忘れてたらドラッグストアのポイントが失効しちゃった☆」みたいなテンションでは済ませられない額なので、失敗は許されません。
というわけで(?)、こればっかりは忘れないうちにとっとと手を付けました。締切ギリギリに着手したら必要書類が不足してることに気づいてゲームオーバー、なんてなったらシャレにならないですしね。
そして、後々の参考になるかもしれないので申請に関する記録を残していきたいと思います。ただし、あくまで自分が該当している以下のパターンのみを守備範囲とします。
- Ninja e-1(Z e-1も同様のはずなので少しは触れます)
- 個人での購入
- 一括振込での購入(ローンなし)
- オンライン申請
- 購入店舗の仲介はなく自分で全部申請
- (東京都の助成金については)東京都民
国のCEV補助金、東京都の電動バイク助成金それぞれについて書いていきます。
もう結果だけ教えろ!
- CEV補助金(国) → 7/3(水)申請、8/9(金)入金
- 電動バイク助成金(東京都) → 7/3(水)申請、8/19(月)入金
こういった補助金系は数ヶ月待ちが当たり前とよく聞くので、意外と早く来たな〜という印象。申請から1ヶ月半、納車から2ヶ月かかりませんでした。あくまで自分の場合なので、駆け込み申請繁忙期とかはもっとかかるのかもしれません。
はじめに 〜注文書を保管しよう/領収証をもらおう〜
さて本題入っていきなりですが、納車されたからといって注文書は捨てないようにするのと、購入時に領収証をもらうのを忘れないようにしてください。どちらも申請時に必要です。
自分の場合は成約時に店頭にて現金で支払った前金についてはその場で領収証をもらえましたが、納車までの間に振り込んだ残金についてはこちらから発行を依頼する必要がありました。このあたりは店舗によって違うでしょうが、何にせよ支払った全額についての領収証が必要となりますので、納車までに発行してもらう算段を立てておくとスムーズです。
いきなりこの話から始めたのは、ステップバイステップの説明に入ると「この先は納車されてから読も〜」となって注文書捨てたり領収証もらわなかったりでピンチになる人がいるかも、と思ったからですね。私がそういうタイプなので。私は領収証については納車日の朝に気づいたのでギリギリセーフでした。
CEV補助金については「銀行振込等で領収証がない場合 : 銀行発行の振込証明書(振込金受取書等)」との記載がありましたが(リンク先p4)、東京都では「銀行振込の場合についても領収書を提出すること。(振込先に領収書の発行を依頼し提出してください)」と厳しかったので、都民であればどのみち領収証は発行してもらう必要がありそうでした。
〜CEV補助金(国)編〜
まず最初に全員が対象の国の補助金です。
補助金額
少なくとも2024年9月時点で、Ninja/Z e-1共通で12万円出ます。
このNinja/Z e-1が異彩を放っているページの車種個別のリンクまたは「② R6.4.1以降の登録分の補助対象車両一覧はコチラ」のpdfからも確認できます。
申請期限
登録日から1ヶ月です。 令和5年度補正 CEV補助金(車両)のご案内にはパターン別の説明がありますがこの記事を書いたタイミングでは全て5/1以降の登録に該当するので1ヶ月ですね。
ギリギリ勢的には納車日ではなく登録日なのが注意点でしょうか。自分のように登録まで店舗にお任せだったパターンだと納車日より前になっているでしょう。自分の場合は6/30納車ですが6/27登録だったので、期限は2024/07/26ということになります。
ちなみに2024年(令和6年)に入っていますがタイトルからして令和5年補正予算から出ているようですね?
必要書類を揃える
申請を始める前に必要書類が手元に揃っている方が入力に手間取らないと思うので先に揃えておきましょう。
必要書類は上記令和5年度補正 CEV補助金(車両)のご案内の「個人の補助金申請手続き・必要書類」pdfに記載されています。オンライン申請でやる場合は以下になりますね。
- 申請者確認 → 免許証 or 住民票 or 印鑑登録証明書
- 車両確認 → 標識交付証明書
- 支払確認 → 領収証 or 振込証明書
- 車名・購入価格の確認 → 注文書 or 請求書 or 売買契約書
- 振込先確認 → キャッシュカード or Web画面
オンライン申請するつもりなので、それぞれスキャンしてpdf化します。私は手持ちのスキャナーを使いましたがコンビニでもできるかと。スマホで撮った画像で良いかはわからないです。
申請書
オンライン申請するつもりなのでスルー。
申請者確認書類
自分で買って自分で乗るなら当然免許は持っているので免許証のコピーで良いと思いますが、後述する東京都の申請が住民票 or 印鑑証明書を要求しているため都民の方はどちらかを用意してしまった方が二度手間にならないと思います。東京都で住民票の場合はマイナンバーが記載されていない必要があるのでこれも注意。
私はマイナンバーカードを使ってコンビニで住民票を印刷してきました。オンライン申請ということでスキャンしたものを送るため、国・東京都で2枚ではなく1枚印刷すれば大丈夫でした。
車両確認書類
e-1は原付二種なので標識交付証明書になりますが、自分の場合は登録時(納車前)にpdfを店舗より送っていただけたのでそれをそのままオンライン申請で使いました。紙オンリーだったら納車後にスキャンしましょう。
支払確認書類
前述の通り領収証を用意しました。自分の場合は前金と残金で2枚になっていましたが、提出時は1ファイルである必要があったため2枚まとめて1ファイルとしてスキャンしました。
車名・購入価格の確認書類
「車名・グレード及び購入価格が明示されていること」とのことで、少なくとも自分の場合は成約時の注文書に必要事項が揃っていたのでこれを使いました。これも前述の通り捨てないでねというやつ。
下取確認書類
下取り出してないのでわからないです。スルー。
振込先確認
「金融機関名、支店名、預金種目、口座番号、口座名義人、フリガナ」が確認できれば良いとのこと。私は支払いに使ったPayPay銀行のWebページを印刷メニューからpdfとして出力しました。
オンライン申請
さて、必要なブツが揃ったので申請を始めます。
令和5年度補正 CEV補助金(車両)のご案内の「オンライン申請」からスタートです。
いきなり申請ではなく、まずアカウントを作る必要があるので作ります。
「アカウント名」と言いつつ実際は氏名なのでユーザ名と同じです。作成したらメールに完了URLが届くのでそこからログイン。
「申請書の新規作成」から申請を作っていきます。
特に難しいことはない。
申請書ボタンを押して項目ごとに入力開始です。個々の項目については特に難しいことはないので割愛します。全角半角の使い分けを入力例を見て察する必要があるくらいです。車両に関する情報は、基本的に標識交付証明書を見れば入力できます。
入力が完了すると今度は入力内容をそれぞれ証明する書類のアップロードです。先ほど用意したものをバシバシ上げていきます。ファイル名はスペースNGとのことでしたが、こういうシステムは文字化けも信用ならないので数字だけのファイル名にしています。
「取得財産等管理台帳」だけはファイルではなく情報入力が必要ですが、車両本体の税抜きでの購入価格を入力するだけです。自分のように定価で買っていればNinja e-1が97万円、Z e-1が92万円ですね。
というわけで必要なファイルのアップロードが終わったら申請でき、この状態になれば終わりですね。
申請完了のメールも届きました。不備があったらメールが来るようなのでまあ何もなければ大丈夫でしょう。
思ったほど迷うところもなく簡単に申請できたので、書類さえ用意してしまえば身構える必要はなかったかもしれないです。
交付決定・入金
申請は上記の画像にある通り7/3(水)、といっても深夜1時なので実質7/2の夜中ですが、その後8/1(木)に交付決定通知が書面で届き(メールはありませんでした)、8/9(火)には申請した口座に入金されました。
〜電動バイク助成金(東京都)編〜
続いては東京都の方です。基本的に全ての起点がクール・ネット東京の「電動バイクの普及促進事業」ページになっているので、以後「助成金ページ」として説明していきます。
補助金額
こちらも2024年9月時点で、Ninja/Z e-1共通で驚愕の46万円です。国より高い。というかほぼ半額。個人的にはこれ無かったら買ってないです。
金額は助成金ページの「令和6年度の助成対象車一覧」pdfからも確認できます。申請期限
助成金ページに記載ある通り令和7年(2025年)3月31日までです。要は各年度の予算について年度末までということですね。登録日から1年以内というルールもあるので、翌年度の予算で申請できる可能性もあるんですかね?これはわからないです。
ただ前述の通り国のCEV補助金が登録1ヶ月以内なので、こちらも放置せず同じタイミングで手続きしてしまう方が安全でしょう。
必要書類を揃える
こちらも申請前に揃えておきましょう。ただ、CEV補助金の申請を先にやっていれば全て揃っているはずです。
必要書類は同じく助成金ページの「手続きの手引き」pdfの3.2に記載されています。個人としてオンライン申請する場合は以下になります。
- 住民票 or 印鑑証明書
- 請求書 or 注文書
- 領収書(ここだけ東京都の記載に寄せてるので表記揺れ)
- 標識交付証明書
- 口座確認書類 → 通帳 or キャッシュカード or Web画面
CEV補助金では免許証コピーで良かったところ東京都では住民票か印鑑証明書が必要なため、CEV補助金を免許証コピーで申請した場合は別途用意が必要です。また、住民票の要件が「発行3ヶ月以内」「マイナンバー非記載」なので注意。
支払確認書類についてもCEV補助金では銀行振込であれば振込証明書でも良かったですが、こちらは支払手段によらず領収証が必要です。
それ以外はCEV補助金の申請要件を満たしている書類なら問題ないはずです。
オンライン申請
書類が揃ったら申請です。
が、助成金ページページの「オンライン申請はこちらから」より進んで必要事項を入力していけば特に迷いなく申請ができてしまいました。アカウント作成もGoogle連携でできますし。サクサクやってたらスクショ撮り逃したので特に貼るものが無いです。
申請完了したらメールも届きます。
交付決定・入金
申請はCEV補助金と同日の7/3(水)、ただしこちらは午後やっているので実質的にはCEV補助金の翌日に出した形です。その後8/10(土)までに交付決定通知が書面で届き(気づくのが遅れたのでもっと早く届いてたかも、CEV補助金と同じくメールはありませんでした)、8/19(月)には申請した口座に入金されました。
完
というわけで無事12+46=58万円が入金され、Ninja e-1初期費用をおおよそ半分回収することができました。冒頭にある通り失敗の許されない額でドキドキしてましたが無事に終えられて良かったです。
行政の補助金・助成金ということでシステムがボロボロだったり細かい書式で融通が効かず突き返されるなどの事態にビビっていましたが、やってしまえばなんてことはなかったです。
準備したことといえば納車時に領収証をもらってきたこととコンビニに住民票を印刷しにいったくらいで、あとは役所や銀行に出向いたりすることもなく全て自宅にてオンラインで完結しました。素晴らしいですね。
余談 〜Ninja 7 / Z7 Hybridの苦悩〜
これらの補助金・助成金によりNinja/Z e-1は東京都においては通常の125ccバイククラスの金額で手に入るわけですが、この後に控えるハイブリッドバイクであるNinja 7 Hybrid・Z7 Hybridには一切の補助金・助成金が存在せず、めちゃ高のバイクになってしまっています。
もちろんこれは外部給電ではなくガソリンで動く普通のハイブリッドだから対象外という話なんですが、四輪はガソリンエンジン積んでてもPHEVであればCEV補助金や東京都の助成金があるんですよね。
なのでこいつらもネタでもいいからオフボード充電コネクタ装備してPHEVと言い張ればもしかしたら支給対象になったのでは?と思うんです。例えば初期費用120万円くらいで買えるならもっと面白い存在だったんじゃないかと。そのままだとNinja 1000SXより高いですからねこれ。
さいごに 〜免責〜
それぞれの補助/助成金額について「2024年9月時点」と但し書きをつけている通り、これらの情報はあくまで記事作成時点のものです。
制度・予算自体は年度単位で策定されているはずなので年度内に金額が変わるといったことはないと思いますが、年度末に近づくにつれて予算枠が無くなり申請受付が打ち切られるといった可能性はあります。
また、当然ながら2025年度以降に同様の補助金・助成金が継続される保証はありません。
ですので「これ読んで補助金/助成金前提で買ったけど交付されなかった!許せん!」というのだけはマジで勘弁してくださいね。
みんなもこれを読んでe-1、買おう!と締めたいところですが逃げで終わらせたいと思います。
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