大して内容が無いので5じゃなく4.1。
MacZFS alpha版の開発がかなり進んでいるみたいです。前回は「フォルダコピーでクラッシュ」というのもとうに解決され、今ではちょっと試したくらいでは不具合が見つからない程度まで安定している(ように思えます)。
バリバリの開発途上なので常用できるわけではもちろん無いですが、ビルド済みのバイナリが上がっているので手軽に遊んでみることはできます(貼っていいかはわからないが、登録せずに参照できるMLに貼られているURLだからよしとしよう・・・)。
ZFSといえば、ZFS on Linuxもstableが0.6.2になりましたが、既にMacZFSにも取り込まれているという・・・何やら凄いスピードで開発が進んでます。
OpenSolarisベースではなくZFS on Linuxベースの開発に移行してから、(どうやら)スーパーハカーならぬスーパーデベロッパーが降臨したらしく半年ほどで「とりあえずモジュールがロードできる」から「だいたい動く」まで進んでいるらしい。速すぎてわけがわからない。ファイルシステムですよ?
ZEVOで問題のあったフォルダのカスタムアイコンなんて言うに及ばず、ZEVOでは非対応だったzvolまで既に対応していたり。zvolがあればZFSのプール上にHFS+のボリュームも作れるので、正規化等々HFS+との互換性が問題になるケースでも問題を起こさず運用できる見通しが立ちます。
NAS→ZFS→zvol→iSCSI→Macでようやく動かせたHFS+ on zpoolがいとも簡単にできるようになる(はず)。
そんなわけで、約1年前に書いた動向なんて何の役にも立たないほど状況が激変してます(ZEVOの逝去含め)。
いやーstableなMacZFSの停滞、ZEVO CEがリリースされるまでの牛歩のような日々を考えると、ここまで情報を追いかけるのが大変になるとは思わなかった。
LeopardにZFSが載るという話が出てから今日までの(そしてこれからも続くであろう) 紆余曲折はそれだけでもちょっとした本になりそう(言い過ぎ?)。
ここまでハイペースで開発が進んでいると、Mavericksに本格的に移行するまでにはstable(少なくともrcくらい)は間に合うんじゃないかと期待してしまいますね。