2014/03/25

ZFS on Mac (5) OpenZFS on OS X、リリース

ZFS on Macが大きなマイルストーンに到達しました。
開発中だったMacZFSのalpha版がOpenZFS on OS Xとして3/13にリリースされました。
ZFS on Linux 0.6.2ベースのバリバリの最新版、Snow LeopardからMavericksまで対応と非の打ち所のないZFSです。

じゃあちょっと経緯書くわ。

2013/09/07

ZFS on Mac (4.1) MacZFS alpha近況

大して内容が無いので5じゃなく4.1。

MacZFS alpha版の開発がかなり進んでいるみたいです。前回は「フォルダコピーでクラッシュ」というのもとうに解決され、今ではちょっと試したくらいでは不具合が見つからない程度まで安定している(ように思えます)。
バリバリの開発途上なので常用できるわけではもちろん無いですが、ビルド済みのバイナリが上がっているので手軽に遊んでみることはできます(貼っていいかはわからないが、登録せずに参照できるMLに貼られているURLだからよしとしよう・・・)。


ZFSといえば、ZFS on Linuxもstableが0.6.2になりましたが、既にMacZFSにも取り込まれているという・・・何やら凄いスピードで開発が進んでます。
OpenSolarisベースではなくZFS on Linuxベースの開発に移行してから、(どうやら)スーパーハカーならぬスーパーデベロッパーが降臨したらしく半年ほどで「とりあえずモジュールがロードできる」から「だいたい動く」まで進んでいるらしい。速すぎてわけがわからない。ファイルシステムですよ?

ZEVOで問題のあったフォルダのカスタムアイコンなんて言うに及ばず、ZEVOでは非対応だったzvolまで既に対応していたり。zvolがあればZFSのプール上にHFS+のボリュームも作れるので、正規化等々HFS+との互換性が問題になるケースでも問題を起こさず運用できる見通しが立ちます。
NAS→ZFS→zvol→iSCSI→Macでようやく動かせたHFS+ on zpoolがいとも簡単にできるようになる(はず)。

そんなわけで、約1年前に書いた動向なんて何の役にも立たないほど状況が激変してます(ZEVOの逝去含め)。

いやーstableなMacZFSの停滞、ZEVO CEがリリースされるまでの牛歩のような日々を考えると、ここまで情報を追いかけるのが大変になるとは思わなかった。
LeopardにZFSが載るという話が出てから今日までの(そしてこれからも続くであろう) 紆余曲折はそれだけでもちょっとした本になりそう(言い過ぎ?)。

ここまでハイペースで開発が進んでいると、Mavericksに本格的に移行するまでにはstable(少なくともrcくらい)は間に合うんじゃないかと期待してしまいますね。

2013/08/18

zfs send/recvについての考察

MacZFSのalpha版、試しているのですがちゃんと動きません。具体的にはFinderからZFSボリュームにフォルダをコピーするとクラッシュ。カーネルパニックすらなく突然再起動。
自分のビルド/導入方法が悪いのかとも思ったが少し古め(20130730)のビルド済み版でもクラッシュ。実機でもクリーンインストールしたVMでもダメだったので環境依存では無さそうだが・・・

本当にバグのようならレポートしないといけないですね。しかしMLも複数あるしgithubやircもあるしで、いったいどこに報告すればいいのやら・・・


さて、表題の話です。
ZFSはsnapshotを利用した高度なバックアップが実現できることが魅力ですが、これらsnapshotの受け渡しに利用されるzfs send/recvの挙動は中々謎が多いです(個人的には)。
公式のドキュメントを読めばいいはずなのですが、素人には少々難解で正直何を言っているか掴みきれない面があります。何かと直訳っぽいのが難解さの主要因ですが、かといって本家英語版ドキュメントを読んでも自分の頭では理解しきれなかったりします。

というわけで後々のために、今回は自分に必要な機能について検証してみたいと思います。
環境はZEVO・・・ではなくZFS on Linux 0.6.1です。

2013/08/04

ZFS on Mac (4) ZEVOの問題点

前回までにMac向けZFSとしてZEVOの紹介や簡単な検証を行ってきたわけですが、何もかもうまくいくわけではなく多少の問題があることもわかってきました。
これまでの記事を読んで「ZEVO使えるかな?」と思って導入したら困った、という人が出ないようにZEVOのダメなところも気付いた範囲でまとめてみようかと思います。

その中でも特に大きかったのが前々回の更新から半年以上浦島太郎していたことによるZEVOを取り巻く状況の変化です。これについては後半に書きます。

2013/07/30

ZFS on Mac (3) ZEVOとHFS+の互換性

前回から長いこと放置してしまったわけですが、そろそろ本格的にZEVOを導入したくなってきたのでちゃんと検証してみようかと。

そんなこんなしてる間にZFS on Linuxもstableになったり長らく休眠してたMacZFSも更新されてたりしますが、ZEVOは相変わらず1.1.1のままなので特に取り巻く状況は前回から変わらず。

本格的に使っていくにあたって、検証しておきたいこととしては
・本家SolarisのZFSv28と比較し各機能(サブコマンド・Snapshot等)はどれだけ実装できているか?
・SolarisやZFS on Linuxとの相互利用はどれだけ可能か?(緊急時のサルベージを考慮して)
・現在使っているオレオレバックアップスクリプトは動くか?
・パフォーマンスは実用レベルか?
・不安定になったり、特定の操作でカーネルパニックになったりしないか?(重要)
・データ消えない?(最重要&しかし完全検証不可)
・リソースフォークや拡張属性、AppleDoubleの動作がどうなっているか
・大文字/小文字の区別やUnicode正規化など、HFS+と同様に扱えるか
といった点が挙げられますが、ZFS独自のメリットを享受する以前にHFS+で動いていたものが動かなくなると大変なので、まずは後ろ2つについて検証してみる。