奴は突然やってきた。
ということで、例によってIndiegogo出資者より先に届いてたパターンがあったとか、GPD WINと同じ過ちを繰り返してたらしき噂もチラホラ聞いたGPD Pocket、やきもきするのは嫌だったので情報をシャットアウトといかないまでも追わないようにしてましたが、今日(6/23)届きました。確認してみたら6/22にアップされたトラッキングナンバーが該当していたみたいです。
というわけで、開封してみたり、ThinkPadの赤ポチ付けてみたり、キーボードレイアウト換装したりしました。
開封
もう散々プロトタイプの画像が出回っているので誰も興味無いところですが。
というわけで箱の中とかは飛ばしていきなりジャーン。そういえばダンボールはベコベコだけど黒箱は綺麗でした。
ちなみに青以外のトラックポイントが同梱されるとかされないとか話があった気もしますが箱には特に何も入ってなかったです。
表。
裏。(雑)
とっとと流して次行きましょう。
外観
外観、と言っても上で貼った以上のものはないんですが、写真だけじゃわからないところとして箱から出した瞬間の「うおっ!?」という感じ。アルミ筐体なのでサイズに対してややずっしり来るところと、剛性感というか、かなりしっかり作られた筐体の感触があって高級感を感じます。写真が安っぽくて何も伝わらないですが。
アルミといえば
Macでも最小クラスの11インチAirがバカでかい板に見えてくるあたりで凝縮感が伝わるでしょうか。そして並べてみても遜色ない、というか同じ会社の製品と言われても違和感が無いくらいの
GPD WINと並べるとこんな感じ。
こうすると途端に大きく見えてくるというか、実際一回り違います。しかしディスプレイが7インチ、GPD WIN比で+1.5インチ、+27%になっててこのくらいのサイズで収まってるのはかなりイケてると思う。まあGPD WINはベゼル大きいしね。
ついでにXiaomi Mi Max並べてみる。
ファブレットより大きく、スモールタブレットくらい、って感じなのがわかります。そりゃ7インチだから比べるまでもなくスモールタブレットクラスだけども。
キーボードについては後ほど。
ファーストインプレッション
とりあえず触りだしてすぐ感じたところを。
- ヒンジが凄く良い。ひっかかりなくスムーズに動く一方、グラつきはまったくなく、フラットに近いところまで開き、パタンと閉まる。
- 予想と異なり、Windows 10は最新のCreators Update(1703)だった。
- GPD WINと違いプロダクトキー入力とかは無しでセットアップが進む。Creators Updateのセットアップ画面は初めて見た。
- Windowsセットアップ初めていきなり液晶の綺麗さにビビる。よく考えたら14インチ4Kのppiなわけでさすがという感じ。
- デフォルトのディスプレイ拡大率が175%だった。綺麗だし見やすいがやや1097x617相当なのでやや狭い。150%に変更して1280x800相当にした。
- 懸念通り150%にするとタスクバーがやや押しづらい(ヒンジの奥に回り込んでいるため)。ただタスクバー位置を移そうかと思うほどではなかった。
- トラックポイントの操作感はまあまあ。やはりスペース付近にあることへの違和感はある。ただ大抵の操作はタッチパネルで事足りるので気にならない。
キーボード
というわけで(?)今回はちょっとキーボード周りを重点的に。
雑感
キータッチはとても良いです。いわゆるアイソレーション型のシザースイッチキーで、感触はまんまMacBook Airと同じ。多分旧MacBook Proとも同じ。MacBookや新MacBook Proよりよっぽどストロークあります。
キートップの質感はまあまあ良いですがフォント(特にでかいDelとか)が安っぽく感じるのは個人の感性の問題かな・・・?
配列は思ったよりクソでした。なまじキーサイズがGPD WINほど振り切れておらず一見普通に使えそうなだけに無理してる部分の配列がキツい。
句読点がタイプしづらいとか、クオートが完全隔離されてて困るとか、バックスペースは位置としては正しいけど小さすぎるとか。
まあこの辺は慣れなので一週間後はまったく別のことを言っている可能性も濃厚。
どうにかしよう
しかし到着前から懸念しててやっぱりダメだったのが数字キーの並びが完全にズレていること。上記写真とご自身のキーボードのYキー上部を見比べてください。5と6が来てるのはおかしいよなぁ!?
これに関しては強引に解決することにしました。
はい。
(※以下完全自己責任なので壊しても関知しません)
以前画策していた通り、キートップを引っこ抜いて入れ替えました。入れ替えたのは高さ半分な上二段のキーですが、キーの手前側から押し上げてやれば指だけで外せました。ただ繰り返すとぶっ壊しそうな感じがあるのでコロコロ変えたくはないですが。
入れ替え内容としては
- 1〜0キーを1つずつ左へずらす
- 0キーがあった場所(バックスペースの左)にハイフン(F11)キーを移設
- ハイフンがあった場所にPrtScnを移設
- PrtScnが会った場所にミュートキーを移設
- ミュートキーがあった場所に(1キーに追い出された)タブキーを移設
もちろん物理的に入れ替えただけではOS上の配列は変わらないので、とりあえず普段使っているX Button Makerで配列を入れ替えました。
ただX Button Maker立ち上がり前のログイン画面ではパスワードが物理キー配列通り入らないとかいう罠もあったりするんでレジストリレベルでいじってもいいかな・・・
ちなみに輝度変更はハードキーなのでソフトから触れませんでしたが、音量操作系のキーはソフトウェア制御だったのでミュートキーの移設は問題なくできました。
何はともあれこれでかなりマトモになりました。数字キーの位置もそうですがハイフンが0の右隣にあるのも日本語入力的にはかなり重要ですよね。
ThinkPadの赤ポチ
GPD Pocketに出資した人100人中200人が思っているであろう「なぜトラックポイントを赤にしなかった!?」問題、もちろん交換するつもりアリアリでしたがどのサイズが合うかわからず保留してましたが、
家に転がってたThinkPadの交換部品がピッタリでした。やったぜ。自分は昔からソフトリム好きだったので付けました。快適。最高。
遥か昔に買ったものですが、入ってた袋に91P8421と書いてあったことと時代的に考えて薄型モデルとかじゃなく一番一般的?なキャップでいけるんじゃないかと思います。他だと73P2698とかでしょうか。
元々付いていた青キャップはこんな感じです。
というわけで
レビューというほどではないですが、セットアップしてて感じたところとどうにも我慢ならなかったキーボード周りの話をずらずらっと書いていきました。
そういえば、巷(海外)で言われている不具合っぽいのには遭遇してないんですが、相変わらず電源周りの巡り合わせが悪いのかGPD WINのときのようにスリープ死と勝手復帰・勝手起動が発生してます。なんか時間が解決してくれることもあるし相変わらず純正ACアダプタ使わない自分の問題の気もするので静観してますが、直らないようだったらちょっと考えないとですね。まあ話半分に聞いておいてください。
改めて思いましたが、これはやっぱりLOOX Uの後継機なんだと思います。特にU/G90の。VAIO Pのような完全なキーボードは備えていないですし、一方でVAIO Pを圧倒するコンパクトさです。
U/G90がUMPCの形としては理想形だと思いつつ性能が追いついていないことに苦悩していたわけですが、5年以上経ってついにあの時届かなかった理想が手元にある、という感じです。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除はじめまして、突然すみません。記事読ませてもらいました。自分もGPDpocket使用しています。
返信削除一つ質問があるのですが。。。
記事の中で、ミュートキーをx button makerで他のキーに入れ替えたと書かれています。自分も同じソフトでミュートキーの仮想キーコードを認識させてみたのですが、何をやってもミュートキー(Vol up,downも)を他のキーに変えることができません。
ググってみると他のキーボードでもこのミュートキーだけは苦戦している人が結構いるみたいです。
たのキーリマップソフトも試してみましたが、仮想キーコードを認識してくれるのはこのソフトだけでした。。。
何か特別なことをされたのでしょうか?またはshareware版のBattenXを使用されたのでしょうか?
もし、お時間ありましたら、コメントいただけたら幸いです。