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2025/06/13

Hackintosh終了時期が決定!最後の一台とその先について

 WWDCの季節ということで、発表されましたmacOS Tahoe 26。Hackintosherとしては新機能には目もくれず気になるのはサポート対象モデルのことばかり。そもそも新機能のほとんどはAI絡みなためIntelで使えませんしね。

そしてサポート対象モデルはある程度予想できる範囲でガッツリ削られたわけですが、何より重要だったのがTahoeがIntel Macに対応する最後のmacOSになると明言されたこと。来年にmacOS 27が出て「Intel Macサポートされてない!」で初めて明らかになるではなく、事前に明かされましたね。

近年のmacOSは1年毎にメジャーバージョンがリリースされ、直近3バージョンに対してセキュリティアップデートが提供されるので、2028年秋にmacOS 29が出た時点で、macOS 26はサポート対象ではなくなります。セキュリティアップデートが提供されなくなったOSを使い続けることは安全ではなく、また各種サードパーティソフトウェアもサポートから外していくことになるので、実用が困難になります。ですので、2028年秋が実用としてのHackintoshの終わり、ということが確定したことになります。

ということで、今回はこの3年間をどうしていくか、そしてその先のことを考えてみます。

2025/01/19

GPD WIN MaxでHackintosh!導入ガイド編(2025/01/19更新)

というわけで、前回予告したGPD WIN Max Hackintoshの導入ガイド編です。

更新履歴

  • 2025/01/19 macOS 15 Sequoiaに対応
  • 2024/06/10 macOS 14 Sonoma / 13 Venturaに対応
  • 2022/02/11 最新の設定に更新
  • 2021/10/30 macOS 12 Monterey正式版に対応
  • 2021/07/21 macOS 12 Montereyに関する記述を追加
  • 2021/02/11 初版

はじめに

用意するものは

  • GPD WIN Max
  • USB 3.0メモリ(4GBあれば十分)
  • 有線LAN環境

のみで、別途macOSが動くHackintosh / リアルMacや母艦PCは不要としています(が、あった方が当然楽です)。有線LAN環境は無くてもなんとかなりますが、あった方が良いです。

対象OSは

  • macOS 15 Sequoia
  • macOS 14 Sonoma
  • macOS 13 Ventura
  • macOS 12 Monterey
  • macOS 11 Big Sur
  • macOS 10.15 Catalina

の2つで、基本的にこのガイドを書いた当時最新版であったBig Surを対象としていますが、USBインストーラーを作る部分以外はCatalina、Monterey〜Sonomaも同様のため、その部分のみ注釈を記載しています。また、Sequoia以降ではWiFi動作のために追加のステップが必要となりますが、その点も追記しています。

また、Windowsとのデュアルブートを想定しています(=Windowsの削除はしない)。

では早速始めましょう。

2025/01/05

2025年、個人的Hackintoshラストイヤーになるかもしれないという話

2025年にもなったことだし去年の振り返りと今年の展望でも。サムネは特に無かったのでみんな大好きverbose boot、冬休みのkext開発中の様子です。ちょっと前に本文と関係ない画像嫌いって言ってたよなあ?

2024/09/09

Sequoiaリリース目前、Hackintosh戦力編成2024


しばらくバイクの話ばっかりだったんで、そろそろ(?)別の話でも、ということでHackintoshネタです。

と言っても何か話題があるというわけではなく、Sequoiaリリースが目前に控えているので現状のHackintosh戦力を整理がてら紹介するだけです。特に有意義な話はなし。

でも現状メンテしてるマシンだけで8台くらいあるんですよね。興味があればどうぞ。

2024/02/15

HackintoshにおけるOpenCore Legacy Patcher (OCLP)

個人的に2023年はHackintoshのナレッジが結構蓄積できた年だったのですが、アウトプットは全然できていなかったのでこれから小ネタ的にちょくちょくまとめていければなと思っています。

 

ということでOpenCore Legacy Patcher (OCLP) です。

OCLPは本来HackintoshではなくリアルMac向けのツールではあるのですが、Hackintoshにおいても有用な機能があります。しかし、「リアルMacでOCLPを使う」需要と「HackintoshでOCLPを使う」需要で言えば前者が圧倒的なため、Hackintosh側面での情報に乏しいのが現状です。

おそらくSonomaでのWiFiトラブルで初めてOCLPを使ったHackintoshユーザーも多いと思うのですが、これからmacOSでの互換性切りが起こる度にOCLPの出番は増えていくと思うので、ここでちょっと取り上げようかなと。

ただ、個人的に興味のあったAMFIPassについての説明など、実用上そこまで有用ではない話もしていきます。

先に注意しておきますが、OCLPの本来の用途はリアルMac用でありHackintoshで使えるのは副次的なものですので、Hackintoshで上手く動かないときでも決してOCLPチームにバグレポートを送りつけたりしてはいけません


2024/02/04

2023年のHackintoshと2024年以降の展望

1年に1回しか書かないブログになって久しいですね。もうちょっとアウトプットしたいんですが、元気がないのとblogspot使いづらくて余計筆が進まないのと(言い訳)。深く考えず作ってしまったブログなので、なんかもうちょっとエディタが使いやすいブログに引っ越したい。

さて、IT関連における私の三大趣味は

  • UMPC
  • Hackintosh
  • ZFS/NAS

なんですが、2023年はHackintoshばかり触っていたので今回は2023年のApple / Hackintoshについて振り返っていこうと思います。

あ、でも去年NASはUbuntu LTS手組みZFSからTrueNAS SCALEに更新しました。容量がやたらでかい(パリティ除いて128TB)以外は何の変哲もない構成なので特に記事にはしませんが。

さて本題。

2023/01/04

Apple Siliconは移行完了前にして既に行き詰まっている、という話。

あけましておめでとうございます。

2022年はほとんどブログ更新しないまま1年が終わってしまいました。GPD WIN Hackintoshの記事は昨年の記事のアップデートですからね・・・(そしてこれも古くなってしまった)。 

年の瀬は生存報告も兼ねて、買おうと思っていたM2 Pro Mac miniが2022年に出なかった腹いせにApple Siliconへの逆張りをしてみようと思・・・ってたんですが、これすらも間に合わず、新年の一発目(そして今年最後かもしれない)ネタとなりました。

さて、Intel x86との決別を宣言し飛ぶ鳥落とす勢いに見えるApple Siliconシリーズですが、そんなに絶賛されるほど凄いものではないんじゃないかという思いがずっとあります。そして、まだMac Proを残し完全移行が終わっていない今の段階にして、既にそのロードマップには破綻の兆しがあるのでは?とも思っています。そのあたりをつらつら書いていく怪文書です。

しかしながら、ちんたらしていたら2022年末の下記記事で言いたいことはほとんど全て書かれてしまっていました。

巻き返しの準備を進める「Intel」 約束を果たせなかった「Apple」――プロセッサで振り返る2022年
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2212/31/news070.html

やはり筆が遅いのは良くないですね。というわけで本当にどうでもいい怪文書となっております。

2021/02/07

GPD WIN MaxでHackintosh!予告編

 

UMPC界隈(?)はGPD WIN 3の話題でもちきりな感じですが、Hackintosh熱が再燃してきたのでGPD WIN MaxのHackintosh化に勤しんでいました。

それなりに完成度を高めることができたので、日本語情報も少ないですしちゃんと導入チュートリアルを作って公開したいと思いますが、取り急ぎ必要なOpenCoreのデータだけ置いておくのでHackintoshに慣れている人はどうぞ。

以下詳細。

2021/01/29

最後に組むHackintoshをどういう構成にするか問題

前回、Hackintoshがいつまでできるのかという問題について考えたわけですが、遅かれ早かれ今後出てくる最新のハードウェアではmacOSが動作しなくなってしまいます。

Haswellのマシンでさえ現行のBig Surが動作することを考えると、現行のハードウェアであればIntel対応版macOS最終版まで動くであろうことは推察できますが、どうせ終わりが見えているのなら最後のHackintoshは長く戦えるようできるだけ最新のスペックで組みたいところです。

Hackintoshが組める構成というのは基本的に「同一世代のハードウェアが搭載されたMacが出る」かに依拠しています。あるハードウェアが載ったMacが出ることで、そのハードウェア向けドライバがmacOSに搭載され、同一世代の製品を動かすことができるからです。CPUの場合はドライバで動くわけではないですが、カーネル自体が対応するかどうかなので同様です。

というわけで、Intel Macのロードマップと各種ハードウェアのロードマップを念頭に置いて、最後のHackintoshの構成を練っておきたいと思います。

2021/01/17

Hackintoshとのお別れはいつ?早ければ2025年、遅くとも2027年。

2020年はHackintosh界隈にとって重大な1年でした。言うまでもなくApple Siliconへの移行が発表されたことです。

Hackintoshは、Macがx86アーキテクチャであることを前提に成り立っているため、ARMのApple Siliconへの移行はHackintoshの終焉を意味します。遅かれ早かれ、新しいmacOSではIntel Macはサポートされなくなり、すなわちHackintoshで最新のmacOSを動かすことはできなくなります。

では、具体的にmacOSでIntelサポートが打ち切られ、Hackintoshを使い続けることができなくなるのはいつになるでしょうか?
セキュリティアップデートの終了 = サポート終了と捉え、PowerPC → Intel移行時の推移から推測してみましょう。

結論から言うと、早ければ2025年、遅くとも2027年にHackintoshは使えなくなると考えています。

2021/01/03

生存報告と2020年の振り返り。

あけましておめでとうございます。
なんと2020年は一度も投稿することなく終わってしまいました・・・

書くことがなかったというより書く意欲が出てこなかったという感じでした。もしかしたら、コロナ禍で原則自宅勤務となり仕事終わりにまた同じ部屋でパソコンに向き合って文章を打つのが気怠くなってしまったのかも。

ともあれ、少なくとも死んだり倒れたりはしていませんということで、生存報告も兼ねて何も書かなかった(2019年末と)2020年の個人的なできごとを振り返っていきたいと思います。

2019/06/16

BRIX Proが死んだのでNUC8I5BEH(と中華ミニPC)を買った(後編)


前回の続きです。また間が空いてしまいましたが・・・

BOXNUC8I5BEHを買って大満足していたはずが、またNUCみたいな謎PCを買ってしまったという話。

・・・いやまあ、何か特別な理由があったわけではなく、あえてちゃんとしたNUCとパチもんみたいなPCを両方買って並べたら面白かろうという、身も蓋もない話なんですが、このブログとしては怪しい製品を紹介したほうがネタ的にはいいだろうということで書いて見る次第です。

2019/06/02

BRIX Proが死んだのでNUC8I5BEHを買った(前編)


ご無沙汰しておりました。引っ越し後、録画サーバーやファイルサーバーを新規構築してデータの移動・整理とかしていたら(サーバー以外の)自作PCやUMPCに全然触らないまま年も変わり元号も変わり。

UMPCについてはGPD MicroPCはノリで出資しちゃいましたがまだ届いていないし、最近はGPD以外にもOneMixやChuwi Minibookなど色々出てきてて8インチクラスは何か買うつもりですが、まだ決めてないです。

というわけで今回はUMPCじゃなくてBOXNUC8I5BEHというNUCと、なぜか中国製のNUCみたいなPCも買ってしまったのでそれぞれレビューというほどでもないですが軽く紹介していきます。

・・・と思ったんですが、書いててNUCの段ですでに長くなってきたので写真右の中華NUCについては後編ということで。

2018/05/29

GPD WIN 2が届いた!ファーストインプレッション


タイトルの通り、GPD WIN 2が今日・・・じゃなくて先週の土曜日に届いた!

・・・届きはしたものの、初代GPD WIN当時と違いGPDが有名な今となっては充実したレビューがありふれているのでそんな詳細なレビューはしません。触って初めて分かる感想を中心に簡単に流していきたいと思います。というのは建前で写真を撮るのが面倒なのとそれ以上に触る時間を確保したいだけなんだけど。

2018/03/30

GPD WIN 2の拡張性を斜め上に考える、が


なんか来月くらいにはGPD WIN 2が届きそうなので、事前に拡張の算段を立てる話。

公式にSSD交換がサポートされるなど、中身タブレットだったGPD WINと比べて拡張性が向上しているGPD WIN 2ですが、osx86とか考えたときSSD以外にもいじりたいところはあったりして、既に上がっている分解動画を見ながら考えていこうかなと。

2018/03/28

High Sierra 10.13.3/10.13.4でBrackets/Atom/VS Codeが重い問題を解決する。


お久しぶりです。どうにも継続力が無いんでブログは放置してしまう。

今回はちょっとしたトラブルシューティング。macOS High Sierra 10.13.3の環境で、Brackets / Atom / Visual Studio Code等のElectron系エディタ(あるいはElectron系アプリケーション)の動作が非常に重くなる問題に遭遇したので解決方法をメモっておきます。

結論から言うと、NVIDIA Web Driver利用の環境の場合10.13.2用ドライバにバージョンダウンすることで解決します。なのでもし非Web Driver環境で重い場合は解決しません。

経緯から書いていくので、詳細な対処法だけ確認したい場合は後半まですっ飛ばしてください。

【2018/3/31更新】 
High Sierra 10.13.4アップデートが提供されましたが、10.13.3と同様の症状・解決策でした。末尾に追記しています。

2017/12/18

ハイスペすぎて不安になるGPD WIN 2


噂は色々出てましたがついに姿を現しました。GPD WINの後継機、GPD WIN 2だそうです(そのまんま)。

最近はGPD周りを全然追いかけられていなくて、むしろ自作方面でX299E-ITX/acで組んだりとかコレ用にNCASE M1を買ったりとかしていたのでその話を書こうかなと思っていたんですがコッチが出た以上は触れぬわけにはいくまい。


2017/11/05

9〜11月の近況


仕事がクソ忙しくなっているうちに気がついたら9月・10月が終わっていました・・・

ブログ書いてる余裕は無かったものの自作PC周りは色々と遊んではいたので、備忘録がてらざっとまとめていきます。

2017/08/20

世界最速のデュアルCPU Hackintoshを作る!(失敗)


先週、ふと手元のデュアルCPU自作機で「OS Xのベンチマーク世界一狙えるかも?」と思い立って、別にそんなことはなかったという話。しかしながら、世界20位という(超ニッチな分野において)一定の結果が出たので顛末を書いていきます。

2016/11/05

GPD WINでOS X!(※VMware)


表題通りGPD WINでosx86(Hackintosh)の夢を見た!(お約束)というお話。

構成的にネイティブ起動は困難か可能でも実用性が極端に低そうなので、今回はVMwareへのインストール試行となっています。

VMwareなので本来ホスト環境に関係無く動くはずなのですが、GPD WIN特有とも言えるハマりポイントがいくつかあったのでそこに重点を置いて話を進めていきます。