2016年11月1日火曜日

GPD WIN小ネタ:JoyToKeyで自由自在


GPD WINには「マウスモード」が搭載されており、デフォルトでもゲームパッドをマウスとして利用することが可能ですが、機能は最低限のものとなっています。

せっかくUMPCどころか一般的なPCと比べても豊富な入力インターフェースを持っているGPD WINなので、パッドをフル活用しよう!ということでJoyToKeyを導入しカスタマイズしてみました。



標準マウスモードについて


本題に入る前に、GPD WINに搭載されているマウスモードについて紹介しておきます。

GPD WINのゲームパッドは元々各種PCゲームやエミュレーターで利用することを想定して搭載されているものですが、物理スイッチでマウスモードに切り替えることでマウスとして利用できます。

一般的には「L1R1・R1R2を左右クリック、右スティックがマウス、左スティックがスクロール」となっていますが、詳細なキーバインドは以下のような感じです。

キーバインドは以下の通り。


面白いのが十字キーとABXYで、それぞれWASDとカーソルキーが割り当てられています。直感的には逆ですが、実際は移動をWASDで行うゲームが多いのでその対応でしょう。結果として、マウス+キーボードで操作するPC向けFPS等がマウスモードのデフォルトである程度遊べるようになっています。

L3・R3がテンキーの1,2なのはちょっと謎です。左スティックがスティックなのに縦スクロールにしか対応していないのは残念ですね。

L1L2・R1R2がともに左右クリックなのは指をどこに置くのが好みでも使えるように、という配慮ではあるんですがここはカスタマイズして割り当てを増やしたいところ。

スリープ死対策でBIOS ( UEFI ) に入ったときにも書きましたが、ABXYがカーソルキーになっているのでBIOS操作時はこれを活用することが可能です。90度傾いていることもありむしろ使わないと辛いです。

GPD WINの情報が公開されていた当初、「両手持ちだから右手(自分の利き手)で左クリックしたいから、左右は逆がいいのでは?」と思っていましたが、左右クリックの入れ替えはWindows上で普通に設定できます(デバイス→マウスとタッチパッド→主に使用するボタン)。

ただ、使ってみると案外「クリック=左」という意識が強かったみたいで、結局元に戻して使っています。


カスタマイズ


ということで、標準でも最低限使えるマウスモードですが、できればもっとカスタマイズしたい!

しかしながら、マウスモード自体にカスタマイズの余地はほとんどありません。せいぜい上述のクリック左右入れ替えくらいです。

Windowsで自分がよく使っているX Button Makerといったキーリマップ系ソフトで割り当てを替えることはできますが、物理ボタンではなく論理的なキーマップを入れ替えるので、十字キーやABXYの割り当てを変えた場合対応するキーボードのキーマップも入れ替わってしまうので実用にはなりません。AボタンをEnterに割り当てたら、カーソル下押したときもEnter!ってなったら困りますよねw

というわけで、マウスモードではなくパッドモードをカスタマイズしていくことになります。


JoyToKey



ここでようやく本題に入って出てくるのがJoyToKeyです。もの凄く昔からあるソフトウェアで、Windows機に繋いだゲームパッドにキーボードやマウスの操作を割り当てることができます。

パッドモードで動作させているGPD WINのパッドも、市販のUSB接続ゲームパッドと同じように認識されているのでJoyToKeyでキーマップを設定できます。これによりパッドモードをマウスとして使います。

JoyToKey自体古株で、他の同系統ソフトウェアでも同じことが実現できるかもしれませんが、とりあえず自分は最初に試したJoyToKeyでやりたいことが全て実現できたので他は試していません。

JoyToKeyはシェアウェアですが、購入前に全機能を制限無しで利用することができるので、実際にGPD WINに導入してみてしっくり来てから購入できます。

以降、パッドモードはDinputモードであることを前提に話を進めていきます。当初、DinputとXinputそれぞれにキーを割り当て、状況に応じて切り替える想定でいたのですが、切り替えの度にJoyToKeyに再認識させなければいけなかったことと、JoyToKey自体が持っているキーマップ切替機能のほうが遥かに利便性が高かったためです。


設定



起動するとこのような画面が表示されていると思います。


Optionタブに遷移すると、Dinputモードにしてあればジョイスティックが1本検出されていると思います。ここで「十字キー・POV」をデフォルトから「すべての軸を表示」に変更します。そうしないと全ボタンに割り当てができません。


そうするとこんな感じで割り当て可能ボタンが増えます。


「設定」→「全体設定」で「最小化した状態で起動する」と「最小化した際にタスクトレイにのみ表示」をチェックしてJoyToKeyのショートカットをスタートアップに入れておけば起動時に自動的に有効化できます。


ボタン一覧


JoyToKey上のボタンとパッドの物理ボタンの対応は以下のようになっています。


右スティックは左右がAxis5、上下がAxis6です。全ボタンちゃんと認識されます!


オススメ設定


あとはもうお好みで割り当てるだけですが、ちょっとだけオススメの設定を紹介しておきます。

マウス


JoyToKeyはソフト名と違ってキーだけでなくマウスカーソル移動の割り当ても可能です(じゃないとパッドモードで困るし)。軸の各方向に上下左右の移動量を割り当てます。自分は移動量+-30くらいで丁度良い感じでした。

ホイール


同様にマウスホイールも割り当て可能なので、スクロールも実現できます。

マウスモードの紹介時に「縦スクロールにしか対応していない」と書きましたが、実はJoyToKeyも縦スクロールしか対応していません。しかしながら、別途マウス拡張ソフトを導入することで対応可能です(自分は試しに入れたSoftTiltでサクッと動いたのでそのままつかっています)。

この手のマウス拡張ソフトは大量にあるので、好きなものや使い慣れたものを導入すればいいと思います。

SoftTiltでは右クリック+ホイールで横スクロールするよう設定した上で、JoyToKeyで右クリック+ホイール機能を複合して割り当てれば横スクロールが実現できます!

設定切り替え


JoyToKeyでは複数のキーマップを保存して使い分けることができますが、特殊キーバインドとして設定の切り替え機能があります。割り当て設定で「特殊機能」→「他の設定ファイルに切り替える」で設定ファイルを指定できます。

後述の状況別設定の切り替えに使っていますが非常に便利です!


自分の設定


というわけで最後に自分の設定を参考になるかはわかりませんが載せておきます。

両手持ちモード


まず基本としてマウスモードのキーマップを拡張した両手持ちモード。

右スティック・・・マウスカーソル
左スティック・・・縦横スクロール
十字キー・・・カーソル
ABXY・・・Ctrl + A/V/C/X
L1R1・・・左右クリック
L2R2・・・Alt + ←/→
SELECT・・・片手持ちモード切り替え

こんな感じです。L2R2を「戻る/進む」に割り当ててるのがミソで色々な操作が快適になります。ABXYはなんとなく割り当ててみましたがイマイチしっくりこないのでそのうち変えそう。SELECTで設定切り替えするのが地味に気に入っています。

片手持ちモード


次に片手(右手)で使うことを想定した片手持ちモード。吊革モードですね。

右スティック・・・マウスカーソル
XB・・・ Alt + ←/→
YA・・・上下スクロール
R1・・・右クリック
R2・・・左クリック
SELECT・・・両手持ちモード切り替え

右手用なので左側には割り当て無し。左右対称に割り当ててもいいかもですね。
左右クリックをR1/R2に寄せられるのでブラウジングだけなら片手で事足ります。

縦持ちモード


最後は縦持ちモード。見開きは辛いですが、片ページくらいなら電子書籍もいけるサイズなので縦持ちもそこそこ利便性あるんですよね!

右スティック・・・マウスカーソル(上下・左右入れ替え)
左スティック・・・縦横スクロール(上下・左右入れ替え)
十字キー・・・カーソル(上下・左右入れ替え)
XA・・・左右クリック


縦持ちだと全ボタンを万遍なく押せないのでこのくらいです。上下と左右を入れ替えて割り当てることで縦持ちがかなり実用的になります。まあスマホでやれって話ではあるが


まとめ


ということでJoyToKey等のパッドカスタマイズソフトを使うとかなり便利にパッドを活用できる、という話でした。

JoyToKey単体でもそうですが、SoftTilt等の組み合わせで横スクロール実現したりと、こういったソフトウェアの合わせ技によって使い勝手を向上させられるのはまさにフル機能PCの強み、といったところです。

スマホサイズの筐体にWindowsをねじ込んでいる以上吊しでの使い勝手が完全じゃないのはある意味当たり前なので、そこはフルWindowsである特徴を活かしてガリガリカスタマイズしていきたいですね。

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