2016年8月27日土曜日

Xiaomi Mi Maxのセットアップ


前回に引き続き、GearBestで買ったXiaomi Mi Maxのセットアップを進めていきます。

わざわざ「GearBestで買った」というのは別に宣伝しているわけではなく、taobaoなどから直接買い付けたものではないので海外向けのショップROMが入っていて、それによって手順が変わったりするためです。まあショップROMでいける手順は純正ROMでもいけると思いますが。

というわけで、
  • アンロック
  • Xiaomi.euのカスタムROM導入
  • 日本語フォント設定
  • DP変更
という流れで進めていきたいと思います。



アンロック


Xiaomi製スマートフォンは(多くのスマホと同じく)出荷時点でブートローダーロックがかかっているためそのままではカスタムROMを導入できません。が、Xiaomi公式でアンロック方法を提供しています。

というわけでアンロック手順についてはここで解説するまでもなく「Xiaomi アンロック」とかググればいくらでも出てきます。すごく大雑把に言うと、
  1. Xiaomiのアカウント(Miアカウント)を作る
  2. アンロックページで国際電話番号を入れて申請を出す
  3. SMSに認証コードが届くので入力
  4. 申請が出せたので10日くらい待つと承認SMSが届く
  5. 再度アンロックページに行ってアンロックツールをDL
という感じです。申請時の理由は「to use custom ROM」くらい適当でOK。

自分はSMS付いてるSIMがメインの1枚しかなく、セットアップしてないMi Maxに入れて放置できなかったので普通にメインのスマホ(SH-02H)に入れたまま申請しました。その結果、最初の認証コードは届いたので申請まではできましたが、承認SMSは届きませんでした。

そのまま30日以上経ち「そういえば届いてねぇ!」と思って再度申請出さないとダメか、と思ってアンロックページでログインしたら普通にツールDLできるようになってました。どうやらSMSだけ届かなかった模様。なので届かない場合も定期的にチェックすると良さそうですね。

ちなみに、アカウントは電話番号で作ってしまったのですがこれが結構罠で、ログイン時の入力欄左に「+81」が出ているなら+81以降を、「+81」が出ていなければ+81を含め入力しないとログインできませんでした。しばらくハマった。

ツールがDLできたら、
  1. 端末側でMiアカウントにログイン(Settingsから)
  2. 端末をシャットダウン
  3. Volume Down+電源で起動(FASTBOOTと表示される)
  4. 端末をPCにUSBで繋ぐ
  5. ツールを起動し、Miアカウントでログイン
  6. 「Unlock」ボタンでアンロック
という感じでサクッとアンロックできます。例によってMiアカウントが電話番号だった場合は+81を付けないとログインできないので注意。


カスタムROM導入


以下で必要になるものは一通りここに揃っているのでリンク切れしていたら左記ページから探して落としてください。

TWRP


それではカスタムROMを焼く・・・というわけにはいかないらしく、まずはTWRPというカスタムリカバリソフトをリカバリ領域に焼く必要があるみたいです。

というわけでここから各機種向けのTWRPをダウンロードします。自分はSnapdragon 652版Mi Maxなので「TWRP_helium.zip」になります。Snapdragon 650版なら「TWRP_hydrogen.zip」ですね。対応表はここにあります。

次にリカバリ領域書き込み用のツールをXiaomiからダウンロードしてインストールします。ここの「MIUI ROM Flashing Tool」です。わかりやすいディレクトリにインストールしましょう、みたいなブログも見かけますがコマンドプロンプトに抵抗無いならデフォルトで大丈夫です(管理者権限無いならデスクトップにでも)。

インストールが終わると「C:\Program Files (x86)\Xiaomi\MiPhone\Google\Android」(あるいは任意のインストール先)にfastboot.exeがあると思うので、このディレクトリに先ほどDLしたTWRP_xxxx.zipの中身(twrp.img)を解凍しておきます。

これで準備完了なので先ほどと同様にFASTBOOTモードにしてPCに接続します。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、

C:\WINDOWS\system32>cd C:\Program Files (x86)\Xiaomi\MiPhone\Google\Android

C:\Program Files (x86)\Xiaomi\MiPhone\Google\Android>fastboot devices
xxxxxxx        fastboot

とすると上記のような感じでデバイスを認識できると思います。
認識できたら、

C:\Program Files (x86)\Xiaomi\MiPhone\Google\Android>fastboot flash recovery twrp.img
target reported max download size of 536870912 bytes
sending 'recovery' (15600 KB)...
OKAY [  0.500s]
writing 'recovery'...
OKAY [  0.116s]
finished. total time: 0.616s

C:\Program Files (x86)\Xiaomi\MiPhone\Google\Android>fastboot reboot
rebooting...

finished. total time: 0.000s

という感じでtwrp.imgをリカバリ領域に書き込んで再起動すればOKです。

カスタムROMの準備


TWRPの導入ができたので、今度はカスタムROMを焼きます。ROMには色々ありますがここにわかりやすくまとまっていました。

Xiaomi公式でGlobalのDeveloper ROMなら新しいしroot取れるしGoogle apps入ってるしでいいかな、と思ったのですが、残念ながら現時点で64GB / 128GBモデル向けのGlobalが提供されていないので、xiaomi.euのカスタムROMを入れることにしました。

Xiaomi製スマホ・タブレットはMIUIというiPhoneパクりUIのカスタムOSが採用されているのですが、別にこれは無くてもいいのでCyanogenModのMi Max向け非公式ビルドでも入れようかなーと思っていました。ただ、片手で使うときにMIUIに搭載されている片手モードが非常に便利だったので今回はMIUIのカスタムROMにしました。

ちなみにxiaomi.euのカスタムROMにもStableとWeeklyがありますがroot取りたいのでWeeklyにしています。

というわけで、まずここの「DOWNLOAD WEEKLY」のリンク先からROMをダウンロードしてきます。Snapdragon 652版のMi Maxは別名Mi Max Proらしいので、今回は「xiaomi.eu_multi_MIMAXPro_6.8.18_v8-6.0.zip」をダウンロードしました。

また、Devices list下部にあるSuper SUもダウンロードしておきます。

インストール


必要なファイルが揃ったらインストールを開始します。
  1. Volume Up+電源ボタンでTWRP起動
  2. この時点ではパスワードを入れてもRead Onlyは解除できないためそのまま進む
  3. Wipe→Format Data→yesでストレージをフォーマット
  4. リブート(ただし起動しないので再度Volume Up+電源でTWRP再起動)
  5. Mount→Systemにチェック→Enable MTP
  6. PCにUSBで繋ぐとストレージとして認識されるのでROMとSuperSUをzipのままコピー
  7. InstallからROMを選択、Add more Zipsで続けてSuperSUも選択
  8. スワイプしてインストール
  9. 完了したらWipe cache/DalvikしてReboot
  10. やっちまったんじゃないかと不安になるくらい待たされるが、10分くらい待つとそのうち起動する
必要な手順を忘れている可能性も無きにしも非ずですが、多分こんな感じで導入できると思います(適当)。


こちらはその他色々設定後のスクリーンショットですが、こんな感じで「MIUI 8 by xiaomi.eu」になっていればOK!

余談ですが、Antutu Benchmarkを回してみた結果はこんな感じ。


確かにSnapdragon 810相当って感じがしますね?これで$300前後なんだから素晴らしい。


日本語フォント設定


さて、カスタムROM自体の導入は完了しましたが、xiaomi.euのROMには日本語環境が含まれていないため、デフォルト(英語環境)では


このようにフォントが中華フォントになっており(「日本語」の「語」あたりでよくわかりますね)日本人的の感覚的には気持ち悪いものになってしまっています。

このあたりを気持ちよく使えるようセットアップしていきたいと思います。

ロケール変更


まずは日本語ローケルを導入し、日本語フォントが優先的に使われるようにします。使ったのはMoreLocale2で、SuperSUでroot取ってあればとくに細かい設定などはなく変更できます。

これを



こうして


終わり!

先ほどの検索結果を表示するとこんな感じ。


これだけでもOKですね。

モトヤマルベリフォント導入


中華フォント対策っていう意味ではこれだけでもいいんですが、なんというかこう、


あまり好みじゃないんですよねこのフォント(Noto Sans CJK?)。Android 6.0ではこれが標準らしいのですが、以前の丸ゴシック(モトヤマルベリって言うらしい)の方が好きだったので変更したい。最近MarshmallowにしたSH-02Hではなぜか全然気にならないので、大画面と相性が悪いのかな?

Marshmallowで標準でなくなったからかxiaomi.euに日本語ロケールが無いからか、モトヤマルベリフォントは入っていないので入手する必要があります。入手といっても怪しいところから落としてきたりLollipop機から吸い出すといったことは必要なく、Android公式のリポジトリからダウンロードできます(MTLmr3m.ttf)

・・・って、今見に行ったら無くなってるじゃんMTLmr3m.ttf!自分が導入したときはあったのに・・・どうやら、Marshmallowのデータとしては残っていたもののNougat(Android 7.0)で完全削除されたのか、Nougatのソース公開と共に消えたっぽいです。

しかしながらgithubなので心配する必要はまったく無く、Nougatのブランチからは消えてますがMarshmallowのブランチに切り替えれば普通に出てきてダウンロードできます。AndroidからでもPC表示に切り替えればここの「View Raw」からダウンロード可。自分はついでに「MTLc3m.ttf」もDL。

ダウンロードしたフォントは「/system/fonts」に入れれば利用可能になります。が、root取っていてもなぜか書き込み権限がなくターミナルから入れられなかったので、自分はESファイルエクスプローラのRootエクスプローラを有効化して入れました。

入れただけだとこんな感じ。



って、モトヤマルベリとNoto Sansが混じってる!?これはダメだ。

本来はこういったチュートリアルを参考にxmlを修正したりして対処すべきなんでしょうけど、僕は面倒なので「/system/fonts」から「NotoSansJP-Regular.otf」を引っこ抜きました。具体的には適当なフォルダに移しただけ(後で戻せるように)。ついでに「NotoSansTC-Regular.otf」と「NotoSansSC-Regular.otf」(それぞれ繁体・簡体中国語)も外しました。

結果がコレ。



うんうん、個人的にはこれでオッケーです。


dpi最適化


さて、これまでのスクリーンショットで気付いた方もいるかもしれませんが、Mi Maxは大画面・高解像度にも関わらず文字サイズ拡大に振っているため画面が狭い。自分としては表示領域を大きく取りたいので設定を変更します。

解像度・画面サイズ・dpi・dpなどに関係性についてはこの記事がわかりやすいです。

dpi変更手順は色々な所に載っているもので縮小再生産しても仕方ないので省略します。Java/Android SDK導入部分からやってもこのへんこのへんを参考にすれば十分だと思います。

Mi Maxにおいて留意する点としては、MIUIが対応するdpの範囲が(多分)狭いため表示が若干変(下部固定アイコンと他アイコンの間隔がズレるなど)になります。自分はNova Launcher使うことにしたので問題ないですが・・・

まず

adb shell dumpsys display

で見たところ標準のdpiは440(393 x 698 dp)でした。1080 x 1920の機種だと480dpi(360 x 640 dp)が標準的なのでそれよりは少し大きめなんですね。

あとは

adb shell wm density xxx

のxxxを所望のdpiにしてリブートすれば簡単に変更できます。今回はroot化してますが、これに限っては非rootでも変更できるのが面白いですね。

400dpi(432 x 768 dp)にしてみるとこんな感じ。


次は360dpi(480 x 853)。


320dpi(540 x 960)、Xperia Z Ultraと同じdpiです。


320dpiだとかなりの表示量で良い感じですね!ただ、320dpiだと普段はいいんですが片手モードで4.0インチ相当にした時さすがに使いづらい(ボタン・リンクが押しづらい)ため360dpiにしました。

440・400・360・320の40刻みで並べてみるとこんな感じ。


かなりの違いがあることがわかりますね。

ここからは個人的な疑問ですが、標準のdpiはなんでこんなに大きい(dpが小さい)んでしょうか?現在のAndroidスマホは画面サイズによらずほとんど360 x 640 dpになるようにdpiが揃えられていますが(1080pなら480dpi、720pな320dpi)、このdpでは文字が大きすぎる(画面が狭すぎる)ように感じます。

例えば手持ちのSH-02Hは4.7インチディスプレイと現行Androidスマホで最小クラスですが、同画面サイズのiPhone 6sと見比べても文字が大きく画面が窮屈です。ですので自分は400dpiにしています。400dpiはやりすぎかもしれませんが、iPhoneと同じくらいの表示領域にするには440dpiくらいになると思います。

iPhoneの標準設定が正しいと言いたいわけではありませんが、最小クラスのSH-02Hですらこんな感じで、5〜6インチクラスのAndroidスマホも変わらず360 x 640 dpで文字だけが大きくなる、というのはちょっとバカバカしく感じます。

もちろんアプリ・Webページ開発におけるdp断片化を防ぐためにデバイスの画面サイズによらずdpを固定したい気持ちはわかりますが、大画面を持つ意味がほとんど無くなってしまうのでdp1種類固定じゃなく2,3種類程度は幅を持たせるか、せめて1種類だとしてももう少しdpを底上げして欲しい気はします・・・3インチ台が主流だったスマホ黎明期の設定を引きずりすぎているんじゃないでしょうか。

それにしても、こういう状況の中で5インチ以上の大型スマホが主流になっているのは謎ですね。みんな文字が大きい方が好きで画面内の情報量を増やしたい自分みたいな人は少数派なんでしょうか?老眼が来ている人にだけ大画面スマホが売れているわけでもないですし・・・


というわけで


初めての中華スマホとして買ったXiaomi Mi Max、アンロック申請やMIUI周りで1台目としては若干ハードル高かった気がしないでもないですが、十分満足のいく状態にセットアップできました。

そして、ハード的には申し分の無い性能を備えているので、これからガンガン活用していきたいですね。現状SH-02Hと2台持ちになっていて、社用のiPhone 6sと併せると3台持ちという悲惨な状況ですが・・・Mi Maxに使い慣れたらSH-02Hはお蔵入りさせてもいいかな?

iPhone 7が噂通りFelica搭載だったらお蔵入りしているiPhone 6 PlusをiPhone 7に機種変することになるので、結局3台持ちに戻ってしまいそうですが・・・

10 件のコメント:

  1. はじめまして
    大変分かり易い内容で大変役立ちます。
    リンクも親切で助かっております。

    質問なのですが、
    中国のカスタムROMがイヤでAliexpressにてグローバル板を注文しました。
    アンロックをせずに
    日本語フォント設定とDP変更は行えるでしょうか?

    よろしくお願い致します。

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    1. ご覧いただきありがとうございます。

      今回の方法だと、MoreLocale2、フォント入れ替え共にrootが必要なためアンロックをせずに行うのは難しいかと思います。
      別の方法として、iFontとMIUIのフォント切替機能を組み合わせればアンロックしなくても日本語フォント導入はできるかもしれません。

      DP変更についてはrootが不要なため、PCさえあれば端末はアンロックしていなくても可能だと思います。(キャリアスマホでも可能だったので。)

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    2. 返信有難うございます。
      助かります。
      昨日、届いてたみたいで、本日休みのため早朝からいじり倒してましたが・・
      PCでADBいじって?(意味がわかってない)
      MoreLocale2で日本語化
      DP変更
      まで行えました。
      ディバイスが認識せず・・かなり時間がかかってしまいました・・

      こちらの記事が非常に参考になり迷わず目的だけは達成でき、大変感謝しております。

      一つお聞きするのですが、iPhoneのDPは440くらいなのでしょうか?
      とりあえず、真似してMiMaxのDPを400にしましたが
      iPhone6PlusとiPhone7Plusの2台持ちなので;
      気になりました。

      MiMaxはSDスロットを持った電子書籍リーダーとして絶妙にて完璧な大きさだと考えます。
      まともなのを買えてよかったですし、こちらの記事にて迷わず設定できたコトを感謝しております。
      有難うございました!

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    3. 目的が達成できたみたいでよかったです!お力になれて嬉しいです。

      DPというのはAndroid専用の概念なんでiPhoneが具体的に何DPというのはないですね。また、dpiとDPは違うのでちょっとややこしいです。
      ただ、無印iPhone6/7と液晶サイズが同じSH-02Hで設定を変えてみたところ、Mi Maxのデフォルトと同じ440dpiで似通った表示領域(≒DP)でした。
      逆に考えるとMi Maxはあれだけ大きくてデフォルトで無印iPhone程度の表示領域しかないわけで・・・変更したくもなります。

      6.4インチは電子書籍リーダーとして使えるギリギリのサイズで非常にいいですよね!自分も電子書籍で使ってます。

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    4. 一つご教授下さい。グロ版なのですが、MIUI8にてプリインストール以外?のほぼ後から入れたアプリにアイコンの全体から左上1/4に四角い白抜きのマークが付きます。これが何で、消す方法などご存知でしょうか?
      よろしくお願い致します。

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    5. あー、自分も出ていますが解決法はわかっていないです。
      DP変更でMIUIに本来存在しない画面サイズ設定になっていることが原因、だったりするんでしょうか・・・
      自分はNova Launcherを使用しており、この場合通知領域のアイコンくらいしかこの症状にならないので気にならないのですが、MIUI標準ホームを使う場合は気になりそうですね・・・

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    6. 有難うございます。
      なんかMIUI7の時はなかった気がしたのですが・・
      これが何でどういう意味なのか・・がわかんないのでカユイです;
      端末をリセットしたら7に戻りま・・せんよね?;
      Nova Launcher入れました・・使い方がイマイチ分からないので勉強します
      ・・・まぁマンガ専用機なんですけどw

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