2016/09/26

GPD WIN近況 - 初期不良とかでてんやわんや


一週間くらい前の話なのでニュースでもなんでもないですが、中国国内出資者向けにGPD WINの発送が始まっていて、baidu着報告続々投稿されています。今回の写真も
baiduより持ってきました。

まあそれだけなら良いんですが、結構初期不良が出ているみたいでそのあたりの写真も色々と投稿されてプチ炎上してたみたいです。今日はその辺の話。

あと関係無い私事ですが、金曜にようやくiPhone 7が手に入りました。iPhone 7自体は早々に入荷してたんですが家族同時機種変したiPhone 7 Plusの入荷の遅さに足を引っ張られた・・・

いやーしかしいいですねiPhone 7。真新しさは無いですがやっぱり4.7インチ+iOSが1番かなぁと再確認。グレーじゃなくて真っ黒なのも良い。特殊な使い方とかはしないのでレビューとかするつもりはないですが。ちなみに不安材料だったホームボタンは3クリックくらいで慣れて今ではクリック感最弱にしてますが余裕です。


話を戻してGPD WINの初期不良。言葉で説明するより写真を見た方が早いんですが、


天板の向かって右前面が膨らんでるとか


液晶パネルが浮き気味(で簡単に外れる)だとか、天板側に不良があったりするみたいです。

また、キーボード側については


ボタンの印字が忘れられてるとか


F12キーが2つあるとか


チルダキーが2つある、というか1キーが無いとか、しょーもないミスが発生しているみたいです。笑い事じゃないんだけど笑ってしまう。

他には本体を閉じたときの隙間云々、って話がありましたがキーボード両端のデザインから考えても明らかに干渉対策のクリアランスなので仕様ですね。

一方、特に問題のなかった個体は製品版でもわりと安っぽさを感じない雰囲気になっているので、できあがった製品自体がダメダメ、ってわけではなさそうです。

baiduを流し読みしてる感じとJD.comで逐次報告されている出荷状況から考えるとこうした不良品は一部かつ最初期のロットに集中している気がします。どの個体でも起こっているわけではないので設計不良というより製造不良って感じですね。

検品すれば一瞬でわかるような不良ばかり(そういうのしかまだ発覚してないとも言えますが)なので、特に初回出荷では全然検品してなかったんでしょうね。

ずさんと言えばずさんですが、9/10の出荷予定から一週間足らずの遅れでJD.comの出資者が騒ぎまくって超特急で出荷した結果招いた無検品・初期不良という側面もあるので、擁護はできませんが掴まされたユーザーにもあまり同情はできませんね・・・

IndiegogoよりJD.com向け出荷を優先した件についてはIndiegogoでも予想通り炎上しており、そこでは「JD.comの方が遅延時ペナルティが厳しいから」という(Indiegogo出資者には関係のない)説明に加えて「海外ユーザー向けに初期不良を起こすと大変だから(返品交換の容易な国内向け出荷でトラブルを出し切りたい)」的な説明がされていたので、まあJD.com分は半分予行演習みたいなものだったんでしょう。

海外向け出荷で初期不良起こすと面倒、という認識がGPDにあるなら検品もちゃんとやってくれる気はするのでそこに期待しておきますか。


他に興味深い写真として製品版の分解写真がアップロードされていてファン搭載版の内部構造が明らかになっています。






底面側の写真と、


キーボード側から見た基板・ヒートシンクの写真があります。

メタル筐体版をテストしていたとき写真と比較すると、基板裏側の放熱プレートと熱伝導シートが無くなり、ファン以外に熱を筐体側に逃がす仕組みが無くなっていることがわかります。

もちろんファンの穴が貫通しているためここから排熱できるわけですが、この構造を見る限りファンレス動作時の放熱性はちょっと厳しそう。ヒートシンクの直上がキーボードなので、ヒートシンクに放熱シート貼ってもキーボードが熱くなってしまう気もするし。

強いて言えば、


こうしたときのキーボード上側部分にはみ出たヒートシンクに放熱シートとか貼ってみるくらいですかね?

分解写真を通して見ると、ドライバー1本で全バラできそうな感じに見えてそのあたりはいじりやすそうです。バラさずに快適に使えるに越したことはないですがw

まあそんなこんなで、不安要素多めですが曲がりなりにも製品版が届き始めたということで、Indiegogo組としても首を長ーくして待ちたいと思います。

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