Atom x7を詰めるために奮闘中のGPD WIN、ファン搭載→メタル筐体化と来て、またファン搭載に戻っているみたいでちょっと迷走気味(に見える)ようです。
最近はIndiegogoと中国のJD.comでそれぞれ独立に更新やコメント返答があるので、両方を突き合わせないと全貌が見えてこない一種のゲームの様相を呈していますw
やっぱファン載せるわ
Atom x7への変更発表後、「メタル筐体化で冷やすぜ!」という更新がIndiegogoに来ていたのですが、その後しばらく経って中華サイトにまた内蔵ファンの話が載って「???」という感じでした。
そして、7/25にIndiegogoの方にも「ファン搭載します」という話(及びバッテリー容量・厚さ変更)が発表されました。
発表の方には載っていませんでしたが、Indiegogo/JD.comの各コメント返信によるとファンは自動ではなく物理スイッチによる手動切り替え式で、パフォーマンスが不要な場合は切っておけるそうです。できるだけファンレスで使いたいので手動はありがたいですね。
当然?ながら、ファン内蔵化により外付けファンはキャンセルとのことです。
また、ファンのスペース捻出のためステレオスピーカーの片方が取り外されモノラル化するそうです。これは純粋にスペックダウンになってしまうので嫌な人は嫌でしょうね。
自分はヘッドホン派で、モバイルどころかデスクトップでさえ最後にスピーカーから音を出したのはいつだっけ、というくらいなのであまり気にしていませんが・・・
メタル筐体はやめるらしい
で、ファン搭載に伴って当初変更をアナウンスしたメタル筐体化はやめるそうです。こちらはJD.comでのコメント返信でしか言及されていないので正式情報ではありませんが。
メタル筐体化発表の時はかなりテンションが上がっただけにちょっと残念に感じますね。実態としては当初のコンセプトに戻っただけなのでスペックダウンでもなんでもないんですがw
JD.comを読む限りメタル化で+100gの重量増があったらしいので、どうせファン載せるなら軽いプラでいいや、というのはわからないでもありません。中華サイトに載っていた315gという重量はプラ筐体+増量バッテリー+ファン構成での数字っぽいですね。
ただ、ファンレス駆動時の構成が完全にAtom x5での設計時と同じになってしまう(メタル化による冷却強化がなくなる)ので、Atom x7をどれだけファンレスで使えるか、というのはちょっと気になります。実質常時ファンONじゃないと最低クロックに張り付く、だと手動スイッチの意味ないですからね・・・
時系列にすると慌ただしい
Atom x7搭載発表からの流れを時系列にまとめてみると中々慌ただしいものがあります。
- 7/8 Atom x7-Z8700/Z8750搭載を発表(Indiegogo)
- 7/x コメント欄で「ファン搭載を検討中」とコメント(Indiegogo)
- 7/16 筐体メタル化・外付けファン開発を発表(Indiegogo)
- 7/20 ファン搭載・バッテリー増強・厚さ増加の記事が載る(中華ニュースサイト)
- 7/25 ファン搭載・バッテリー増強・厚さ増加を発表(Indiegogo)
- 7/25 ファン搭載によりスピーカーがモノラル化と発表(JD.com)
- 7/27 メタル筐体化は見送りとコメント(JD.com)
紆余曲折あって、現在のステータスは
- Atom x5がAtom x7に
- バッテリーが900mAh増量
- 手動切替式ファン内蔵
- スピーカーモノラル化
- サイズ・重量は微増(1.5mm・15g、ただし重量は非公式)
CPUアップグレードまでの順調さと比較すると、どうしても迷走気味には見えてしまいます。
ただ、今までの更新がどちらかというと順調すぎる、というより試行錯誤のステップは飛ばして完動して初めて公開していた印象なので、最近になって迷走しだしたというより、初めて試行錯誤・検証の段階を公開するようになったのかな、というようにも感じます。
排熱の問題でAtom x5を念頭に置いて開発している状況が3月くらいから続いていて、(いつからAtom x7を検討しだしたかにもよりますが)発送までの折り返しあたりからAtom x7向け設計変更が始まったわけなので、製品のバランス・完成度を維持できるのかな?という不安はあります。
「ゲームやるならファンON、それ以外ならファンレスでOK」くらいだと非常に嬉しいんですが、こればかりは最終プロトタイプが完成してみないとわからないことなので、期待と不安を織り交ぜながら続報を待ちたいと思います。
フルメタル・8GB・128GBで値段2倍のGPD WIN PROを来年に後出ししてもいいのよw
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